私、杉山啓は、以下の方針で未来のための政治に取り組んでまいります。
- 社会の理想像: 人がより人らしく生きられる社会 ― 支え合いと対話の中で生き方を選べる社会
- 目指す政治: “お上”ではなく“わたしたち”の政治 ― あなたの力をもっと活かせる環境整備
- 現代の課題に対して ― たくましい人だけでは手が足りない。もっと多くの人が力を活かせるように、安心感と対話を。
- 個々の政策への考え:
社会の理想像: 人がより人らしく生きられる社会
― 支え合いと対話の中で生き方を選べる社会
一人ひとりがより良く暮らしていくために、社会があります。
得意なことや大事にしていることは人それぞれです。
それぞれ異なる人同士がお互い様に支え合い、強い人もそう強くない人もみんなで意見を聴き合って、それぞれ担う役割を選んでいくことで、あらゆる一人ひとりにとってより良い社会を実現していくことができます。
こうした“支え合い”の中で生き方を選べることこそ“人らしさ”だと、私は考えています。
そして国や政治は、その“支え合い”を実現するため、一人ひとりがより良く暮らしていくためにあるものです。
私、杉山啓は、人がより人らしく生きられる社会を実現していくために、政治に取り組んでまいります。
目指す政治: “お上”ではなく“わたしたち”の政治
― あなたの力をもっと活かせる環境整備
これまでの政治は、“お上”の政治でした。
大事な情報は一部の人が握り、強いリーダーが物事を決めて、みんなでそれに従っていく。
こんな発想と"支配の構造"のもとで、政治や社会が動かされてきました。
人口が増えていた時代は、それでもよかったのかもしれません。
経済は成長しつづけ、社会への信頼感がありました。でもその裏では、様々な課題が置き去りにもされていました。
いま、時代は変わりました。
情報の流通は圧倒的に早くなり、課題解決に向けて一人ひとりが世間を動かすような大きな声を上げる手段が増えました。
他方、人口は減りはじめ、これまで通りのやり方では社会への信頼感が徐々に損なわれてきています。
これからの時代は、置き去りにしてきた多様な課題に対して、それぞれの場で解決に向けて動く前向きな人を増やしていくことが重要であると、私、杉山啓は考えています。
そのためには、"支配の構造"を脱し、自由な対話の中でお互いに悩みや知恵を共有できる環境が必要です。
「余裕がないから」「昔からこうだから」「もう決まったことだから」
そんな理不尽な壁を打破し、あなたの声をもっと活かせるよう環境を整えていくことこそ、これからの時代に求められる政治の役割だと考えています。
“お上”ではなく“わたしたち”の政治へ。
共に新しい未来を描いていきましょう。
あなたには、社会を変える力があります。
現代の課題に対して
― たくましい人だけでは手が足りない。もっと多くの人が力を活かせるように、安心感と対話を。
いまの日本では、特に若者の間で、社会への諦めが広がってしまっています。
私は平成3年に西宇和に生まれました。生まれたときにはバブルが崩壊していて、少子高齢化と格差の拡大が進み、日本社会への信頼感が失われていく、いわゆる「失われた30年」と共に生きてきました。
私たちの世代の多くの方に、社会は何をしてくれるものでもなく、苦しい状況に陥りたくなければ自分が努力するしかない、という意識が根付いてしまっています。
社会には期待せず、余裕もない中毎日必死で働いている方々が、いまの若者にはたくさんいらっしゃいます。
もちろん若者の中にも、社会を少しでも良くしようと、社会起業家などとして頑張っている方も一部にはいらっしゃいます。
でもやっぱり、一部では手が足りません。もっと多くの人がより良い社会を作ろうと思えないと、社会への諦めは克服できません。
同じようなことが、愛媛4区の地域についても言えると考えています。
この地域には、たくましい方がたくさんいらっしゃいます。
長らく人口が減り続けている。所得も少ない。豪雨災害にも見舞われた。いまは新型ウイルスの影響で外から人を呼び集めることも難しい。こんな逆境だらけの中でも、豊かな地域資源を活かしてまちを元気にしようと頑張るたくましい方が、この地域にはたくさんいらっしゃいます。
でもやっぱり、たくましい方だけでは手が足りていません。
逆境の中でも頑張れる強い人だけでなく、そう強くない人も含めて、もっと多くの人が声を上げて知恵を出し合い、支え合っていくことが、より良い地域を作っていきます。
鍵となるのは、安心感と対話です。
新しいことに挑戦してもし失敗したとしても社会が支えてくれる、という安心感を持てるような仕組みを整え、立場の異なる人同士がお互いに思うことを聴き合う、対話の場を増やすことが、一人ひとりの力をもっと活かしてより良い未来を作っていくことに繋がります。
出ていった若者に「帰ってこいとはよう言わん」なんて言わなくていい、より多くの人が共に明るい未来を描ける環境を整えることに、国政の力を振り向けていきたいと考えています。
個々の政策への考え:
未来を描く場づくり
― 暮らしと対話の基盤を整え、社会への信頼を回復します。
- 子どもと高齢者、障碍の有無、市民と行政職員など、多様な立場の人がお互いを尊重しつつ悩みを分かち合い、防災や地域医療などの課題について知恵を出し合う場づくり。
- 行政文書の管理、行政からの情報公開の在り方を改善し、政治への市民参加を推し進める。
- 組織として公正に責任を負い、危機や課題には臨機応変に対応する組織風土を醸成し、行政の信頼感を高める。
- 生活保障の充実。年金や生活保護、失業給付の金額や条件を見直し、未来を考える余裕を増やす。
- 社会を営むためのより公平な財源確保。総合合算制度と給付付き税額控除制度の導入。金融所得の総合課税化の推進。
- 介護職の待遇、職場環境を改善する。地方の雇用対策や所得向上にも繋がる介護の担い手を増やす。
- 農業者戸別所得補償制度の復活・拡充や、社会保険付きの従業員として始められる就業支援、水産物や材木の価格安定制度を介して、農林水産業をもっと「選ばれる」仕事に。
- 大企業と中小企業の取引条件の健全化と並行して、最低賃金の全国一律化を推進。
- 経営者の孤独と不当な労働条件を解消し、労使が協力して企業活動の発展に取り組めるようにするための、労働組合の活性化。
未来を担う人づくり
― 聴き合い、学び合い、共に未来を描く力を育てます。
- あらゆる個人と命が尊重される社会環境を整える。選択的夫婦別姓の法制化。子どもの権利保護、インクルーシブ教育や哲学対話の普及。人権に対する認識の改善。アニマルウェルフェアの推進。
- 教員や保育士の待遇、職場環境を改善する。「独立自尊」の人を育てるための余裕を増やす。
- 過疎地の高校で特に行われている、社会課題と絡めた総合学習を全国に拡げる。若者が地域社会を担おうと思うきっかけを増やす。
- 文化・表現・知の営みへの支援を拡充する。一人ひとりが様々な発想を刺激される機会を守る。