会報2024年3月号の挨拶文
お世話になっている皆様へのご挨拶とご報告
こんにちは。杉山啓です。
2024年は波乱の幕開けとなりました。元日の大地震以降、被災地では厳しい状況が続いています。
被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
地形の険しい半島部で起こった今回の災害。佐田岬半島はじめ、リアス式海岸の続く南予沿岸部の防災についても改めて問われています。
私自身も東京で大きな揺れと社会の混乱に直面した東日本大震災から、早13年。南海トラフ地震は今にも起こるかもしれません。想定は十分でしょうか。
海外に目を向ければ、2023年は戦争の報道に胸を痛める一年でもありました。
ロシアによるウクライナ侵攻に終わりは見えず、パレスチナではハマスによる攻撃とそれに続くイスラエルの侵攻により、いまこの瞬間も多くの命が危機的状況にあります。
歴史的経緯から人々の心に深く刻まれている憎しみの連鎖は、長年にわたる数々の努力によっても断ち切れないでいます。しかし、暴力によって主張が通るような社会を許容したくはありません。
私たちは世界各地の暴力とどう関わり、今ここで何ができるか。
真摯に考え続けていきたいと思います。
不祥事で皆様にご迷惑をおかけし、政党支部長を引責辞任してから2年が経ちました。
その後は八幡浜に拠点を置いて、地場産業のお手伝いや対話の場づくり等に取り組んでいます。ご縁やご厚意にも恵まれて、活動の場も徐々に増えてきました。小倉百人一首競技かるたの競技者としても復帰し、若い世代の競技者が上達する手助けにも関わらせていただいています。
地域の良いモノや、一人ひとりの才能が輝くためには、そのための環境整備が必要です。
今の社会の仕組みが、その良さや才能の発揮を妨げていることがあります。
強い人もそうでない人も、一人ひとりの願いと力をより良く活かせる社会へ。
民主主義社会の有権者として責任を持って社会の環境を整備するため、今できることから一つずつ取り組んでまいります。どうか今後ともご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
2024年3月吉日