会報2025年春号外の挨拶文
八幡浜市の皆様へ
こんにちは。杉山啓 (すぎやまけい) と申します。
1991年 (平成3年) にこの八幡浜市で生まれ、幼少期を川之石で過ごし、松山と東京で学び、働いた後、政治活動をするために南予に帰ってきました。4年前の選挙に出ようとした折の不祥事を覚えておいでの方もいらっしゃるかと思います。その節は大変ご迷惑をおかけしました。
その後は神山小学校のそばに家を借り、みかん収穫や特産品の販売を通して地場産業をお手伝いしたり、市内に限らず愛媛県内各地で「哲学対話」「哲学カフェ」というワークショップを開催したりしてきました。都会で学んだことを活かせる機会もあれば、現場で汗を流してこそ学べることも数多く、ご縁やご厚意にも恵まれつつ日々得難い経験を得ております。
こうした日々の中、ふるさとが抱える様々な課題も目の当たりにしてきました。地球規模の気候変動に起因する農水産業への悪影響や、海岸を埋める大量の漂着ゴミ、都会と比べた様々な機会の少なさ、高齢化が進むことで弱まる地域の助け合い、人口減少が加速する中で顕在化してきた暮らしの支え手不足など。これらの課題はどれも、長年に渡って多くの方々が立ち向かいながらなかなか解決には至らない難題です。しかしだからといって、人任せにしてしまうことも諦めてしまうことも、私はしたくありません。私たちが営む社会は民主主義の社会。私たち有権者の一人ひとりが“責任者”であり、私はその責を全うしたいのです。
課題の解決を進めるには多くの方々のご協力が必要です。誰もが何の支えも無しに課題に立ち向かえる強さを持たなければならないとは決して思いませんが、強いリーダーの限られた視野に収まるほど課題は少なくもありません。だからこそ政治の場で、社会の環境を整えていきたいと考えています。強い人もそう強くない人も、あなたがあなたを生きることで、より良い未来に繋がっていくように。
あなたには、社会を変える力があります。もしよろしければ、そのお力を貸してください。