年明け早々にアメリカ合衆国は国際法違反の軍事作戦を行い、わが国では来年度当初予算も決めずに衆議院の解散総選挙。2026年は波乱の幕開けとなりました。
2026年ということは、21世紀も四半世紀が過ぎたことになります。この間、インターネットやスマートフォンをはじめとするデジタルデバイスの普及が進み、個人からの情報発信で社会が大きく動くようなことも起こる世界になってきました。一昔前よりも多様な意見が交わされるようになり、20世紀の間は見過ごされてきた社会課題にも光が当たるようになった反面、事実に基づかない誤情報や意図的な偽情報もまた言論空間に溢れるようになり、私たち一人ひとりの情報処理能力や倫理観がより一層問われるようにもなっています。こうした状況の中で民主主義社会を営んでいくために、私たちが大切にしなければならないものは何でしょうか。
八幡浜市議会議員への立候補に際して、私は政治の場でファシリテータの役割を担いたいという旨を訴えました。複雑で難しいことを考え続ける労苦への忍耐を促し、耳慣れない専門用語を噛み砕き、事実と推論を整理し、誤った情報に基づく考察や威圧、萎縮を防ぐ。そうして場を整えたうえで他の人と考えを交わせる機会を増やし、一人ひとりの願いと力が社会に繋がっていることをもっと実感できるようにしていくために、議員の立場でいろいろな取り組みを行っていきたいと考えています。
民主主義は“多数こそ正義”ではありません。少数の対立意見や懸念点にも注意を払いながら、より多くの人が不承不承であっても合意できる形を模索し、現実に対処していくことこそが民主主義社会を営むうえでの正当な態度です。その態度は時に歯切れが悪く見えたり、わかりにくかったりするかもしれませんが、先の大戦をはじめとする人類の歴史から私たちが得た大切な学びの成果であると考えています。
2025年は、わが国における10代以下の自殺者数が過去最多を更新してしまったそうです。生への諦めを打破できないでいるこの社会では、分断と対立を煽る言論もますます幅を利かせています。
しかしそれに抗うように「対話」という言葉を目にする機会も増えてきました。個人的には、罪を犯した人の再犯防止や社会復帰を重視する「拘禁刑」の創設も重要な前進であったと感じています。
あなたがあなたを生きるための政治。
今年もこの言葉を掲げて、政治活動に真摯に取り組んでまいります。
2026年2月吉日